呉越同舟っぽい話し(実際はwin-win)

最近聞いたビジネスの「win-win」話し。

工場から店舗や配送センターへ運ぶ際には
たいていの場合、トラックが使われます。

積荷時の効率や契約などの関係上
ある特定のメーカーの積荷だけを積んで出庫する場合が多いです。
そして、その工場の商品だけを運び店舗や配送センターへ運ばれます。

但し、昨今のトラックドライバーの不足に伴い
共同配送(混載)をするところも増えています。
共同配送の場合は、どっちの荷物を優先で積むとか
経路を考えたり配送効率を考えないといけない部分で
やっぱり運送会社の(考える)コストもかかってしまいます。

ところが、今日聞いたwin-winの組み合わせは、素晴らしかったです。
それは、サントリーと日清食品の共同配送でした。
聞くところによると、重量がある飲料水やビールの場合
過積載を避けるため、トラックは6割くらいしか積めないそうです。
今までは、もったいないのですが4割くらいのスペースは
空のまま運んでいたそうです。

そこに目を付けたのが日清食品。
スペースは少ないが重い飲料とは対照的に
スペースは取るけど軽い即席めんを組み合わせて
混載していけば、お互いにメリットが大きかったとのこと。
業界としても競合せず、まさにwin-winと言えるでしょう。

後で聞けば、「なるほど」と思える組み合わせですが
これに最初に目を付けた人は、物事の本質をきちんと
とらえている凄い人だなぁと感心しました。

どっとはらい。

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