NIKU SPOTに行ってきました

NIKU SPOT 金沢駅西店
金沢市駅西本町2-12-22 パストけやき1階C

先日友人のM氏と「なんかネオンサインが強調されている無人の肉販売所があるらしい」という本当か嘘か分からない話をしており、金沢市にあるというので行ってきました。

場所は金沢駅の金沢港口から100メートル道路を西に進み、一本南に入ったところ。
お世辞にも好立地とは言えないのですが、業態からして店内めちゃ混みになる訳もなく、コスト優先の立地でしょう。
戦略的に当然かと思います。

店内は文字通り無人で、冷凍ストッカーだけが陳列されています。
もちろん防犯カメラがあちこちに。

肉だけではなく、ジェラート、餃子なんかもあって冷凍食品全般という感じ。
しかも意外にも(失礼)単価も高く、単なる激安店ではありません。
個人的にはマルガージェラートが入っているのはブランドイメージ的に衝撃でした。

後で調べるとレトルトカレーで有名なお店、レトルトカレー専門店の「にしきやキッチン」のレトルトパウチでした。
公式通販サイトよりも安くていいと思いました。

支払いは、現金とクレジット、QRコードなど。
現金は箱にいる感じでした。これで安全なオペレーションなのか不明ですが、正直現金客の比率はそれほど多くないように思います。

人件費かからないけど、賃料、光熱費でペイできるのかは分かりませんが、他業種が入ってこないならばありなのかもしれません。
ただ、ネオンの色がいかがわしいので、誤解を招くかもしれません。

お店の品揃え的には、量よりも質という感じでした。
BBQのメイン食材なんかには良いのではないでしょうか。

どっとはらい。

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『歌舞伎町と貧困女子』

『歌舞伎町と貧困女子』
ノンフィクション作家の中村淳彦さんの著作です。
この本を読むまでは、歌舞伎町は通ったことがあるけどどんな街か知らない、強いて言えばゲーム「龍が如く」の舞台、程度にしか認識していませんでしたが、読後に実際に行ってみたりしました。
で、書いてあることと実際と照らし合わせて、なるほどと思いました。

インタビューされる人の内容が基本的にぶっとんでいるため、なかなか頭に入ってこない話ばかり続きました。
別にインタビュアーのせいではありませんが、私の想像力にも限界があって話に付いていくのも大変でしたが、基本的なストーリーは、はじめにに書かれている通りです。

いま歌舞伎町で起こっていることは、暴力団の衰退、ホストを頂点としモテない中年男性を最底辺とする”カネの食物連鎖”の固定化、Z世代(1996年以降生まれ)の若者たちの台頭、そして「男に貢ぐ」た目に息をするように売春する女性たちの増加だ(P.003)。

これは文中でインタビューされている転貸で儲けている不動産業の崎岡さん(仮名)のインタビューが元になった文章です。

崎岡さんのインタビューでは

「いま歌舞伎町はホストクラブを頂点として、食物連鎖がうまくいってめちゃ金が回っている」
「食物連鎖」とはモテない男や寂しい中年男性を底辺として、彼らが払ったお金が
風俗嬢やキャバ嬢やアイドルやパパ活女子を経由してホストクラブに流れているということだ(P.105)。

女性たちがホス狂いになるのも、概ね計算されたマニュアルがあるそうで、自己肯定感の低い女性がホストに管理されている様子などは、読んでいていたたまれない気持ちになりました。

2018年から空前のホストブームが起こっている。
ホストクラブは歌舞伎町に約260軒、約5000人のホストが存在するとされている。

ホストは怖いですね(棒読み

男性の属性が中小企業経営者が中心のパパ活の場合、彼女だったら5万円以上は取れる。しかし、食事→ホテルというデートの形になるので時間がかかる。
長期的な人間関係を築くパパ活のほうが男性の質はいいし安全だが、大久保病院前に立っている彼女たちは”不特定多数で手っ取り早く安価”という立ちんぼを選択している(P.145)。

面白いは面白い、でもなんだか同じ日本の出来事のような気がせずに、どこかしら他人事のようにも感じるほど。
ノンフィクションでこんな感じなるのは本当に珍しい。

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