『ラーメンガール』

感想
ラーメンガール

な、なんだろ、この違和感は。
本当にどこで笑えばいいのか、ここは狙っているのか?と考えながら見てました。
この手の、食べ物を扱った映画は大好きで、よく見るし、
いわゆる主人公が苦労しながら成長していく話も大好きなのに、何故か二つ混じるとダメだった。

良くも悪くもアメリカ人が監督で脚本で、日本を舞台にえいやっと撮ったら出来ました、的な映画でした。

主人公の彼氏役が、設定で韓国ルーツだったりするのはなんでかな?と思ってましたが
後で調べると俳優さん自身が韓国ルーツだと知り、なるほどそのディテールは凝るのに
彼氏の部屋に雛人形や女性ものの単衣が飾ってあるのはスルーなのも、きっと罠ですねw

おそらく僕が感じている違和感の原因は、味や理屈の話がほとんど登場せず
魂やら愛情などがラーメンの重要な要素になっているという描き方だと思います。
未だにステレオタイプ「日本人」ってこんな感じなの(それとも一周して、皮肉として描いているのか)。

ちょっと発見だと思ったのは、外国人目線では、ラーメン作る人も職人なんだな、ということ。

あとは山崎努は仕事を選ばない(仕事人だ。

西田敏行さんと余貴美子さんのコンビって『椿山課長の七日間』でも思ったけど
僕的には最高の組み合わせだ~。