分かった気にさせてしまう能力は諸刃の剣?

最近は「オシゴトを教える側」になったので
自分が完全に把握していないのを棚に上げて
せっせと教えながら、(こっそり)自分用のマニュアルを書き加えていく毎日です。

自分がオシゴトを教えるときにいつも
心に留めておいて実行していることがあります。
それは教える前に必ず
「分からないことがあったら、僕の話を遮ってでも質問して下さい。
特に「理由が分からない」と感じたら絶対にその場で留めて下さい」と
伝えることです。

どちらかというと(どちらかと言うとね)
僕は話が達者な方なので(自称)
話をしているうちになんとなく分かった気にさせてしまう傾向があるのです。
でも、これは仕事をしていく上での自覚している
性格の中で最も危険なものだと感じているのです。

なぜ危険と感じているかというと以下の理由からです。

そもそもオシゴトをする際には、「なぜそれをやるか?」を
定義する必要があると思います(仕事の目的とも)。
なぜなら、目的がないのに続けるのは
無駄なことをやっているのと同義だからです。
ところが、たいていの人は自分でも気がつかないうちに「惰性で」
(無駄な)ものごとを続けてしまうものなのです。
さらに、たちが悪いことに「惰性で」と自覚していれば
まだマシなほうで、大抵の場合はもっともらしい理由を
付けて無目的なことを続けてしまうのです。

「自分のやっていることに意味が無い!」ということは
どういう瞬間に気がつくかというと
一つは自分の行動を棚卸しして、全ての行動を書きだしたとき、
そして、もう一つは、他人に指摘されたときなのです。

この二つ目の指摘は、自分がどう転んでも出てこない非常に貴重なものです。
僕の「分かった気にさせてしまう」話し方は
この二つ目の意見を、ともすれば潰しかねないのです…

よく言われるのが
「福田さんの話を聞いていると分かったような気がしたけど
実際に自分でやろうと思ったら、アレっ?と思った」というもの。

いい意味で僕の性格が災いしている部分なので
かなり気をつけて指摘してもらうようにしています。

三十路も超えると、自分の弱い部分と強い部分がより鮮明になってきます。
強みの部分は組織に貢献し、弱みの部分は他人に教えを請い補う。
こんなオシゴトの仕方をしております。

どっとはらい。