「ムダな仕事はもう、やめよう!」
吉越浩一郎
吉越浩一郎
読後の感想
言わずと知れたトリンプの社長の本。
自分も「仕事をゲーム感覚で」って言ってみたい。
印象的なくだり
残業をやめれば、集中して仕事を処理できるようになり、かえってアウトプットの量が増える。
歩合制で働いているなら、アウトプットの増加はダイレクトに収入に反映される(P.060)。
じつは帰る時間だけをデッドラインに定めても、夏休みの宿題と同じことが起こりやすい。大量の仕事が目の前にあっても、今日の五時まで片付ければいいと考えると、つい午前中は手を抜いてしまうのが普通の考え方だ。
この場合、午後の三時ごろにやっとお尻に火がついてようやく火事場の馬鹿力を出しても、さすがにそれでは間に合わない(P.079)。
スモールゴールだったり、マイルストーンを設定しないといけないということ。
じつは会社には、本当ならやらなくても済むのに慣例で残っている仕事や、他の人がサボるためにこちらに回ってくる仕事がゴロゴロしている(P.087)。
わかる(強く同意
迷うだけ時間のムダなのだ。
仕事は、つねに小さな決断の連続だ。
(中略)
結局、仕事のスピードは意思決定のスピードに比例するのだ(P.109)。
結論のない報告をして平気な顔をしている社員には、「キミは時給八五〇円で働いているのか!」と怒鳴りつけます。
現状報告だけなら、誰にでもできる。
総合職に求められるのは、「何を、いつまでに、どのような方法で実行するのか」これが明確でない報告に、聞く価値などありません(P.157)。