土浦市の死傷事件の報道のお話。
事象の地平線で天羽優子(山形大学理学部)准教授の指摘をみて。
ちょっと長いですが、とても気になったので引用します。
報道はコチラ
赤字は天羽優子(山形大学理学部)准教授より
Yahoo!ニュースの記事より。注目すべきところを赤字にしてみる。
ゲーム好き、1人で食事=高卒後はバイト暮らし-金川容疑者・土浦死傷事件
3月23日21時0分配信 時事通信
「テレビゲームが好きで、人付き合いは少ない」「まじめに見えた」-。無職男性の殺害と8人の殺傷を起こした金川真大容疑者(24)。周辺から事件につながる特異な性格や行動はうかがえないが、いずれの事件も、同容疑者が慣れ親しんだ街のごく狭いエリアで起きた。
茨城県警や近所の住民によると、金川容疑者の一家は1994年に土浦市に引っ越してきた。家は新興住宅地の一角にあり、両親と妹2人、弟1人の6人家族。地元の小学、中学、高校を卒業した後はアルバイト生活を送った。今年1月までの1年間は、家から直線で400メートル余のコンビニで働いていた。
家族は県警に「テレビゲームが好きでよくやっていた」「朝昼兼用の食事を1人で取っていた」「人付き合いはあまりない」と話しているという。
中学と高校で金川容疑者の後輩だったという20代の男性は「まじめで温厚だったので、事件をやるようには見えない」と話す。高校の時は弓道部に所属。部屋にはテレビゲームが10本、漫画本が100冊ぐらいあったという。男性と一緒に格闘技ゲームをした際、同容疑者が負けると機嫌が悪くなることがあったのが印象に残っているという。
同容疑者と娘が同じ小、中学校に通った近所の女性は「目立たなくて、おとなしいという印象しかない。中学時代は部活動をせず、娘も仲の良い友人を知らない」と話した。
こういった報道が、ゲーム好き・漫画好きないわゆる、ゲーヲタ・アニヲタを追いつめていく。
報道によると、被疑者は、
部屋にはテレビゲームが10本、漫画本が100冊ぐらいあったという。
男性と一緒に格闘技ゲームをした際、同容疑者が負けると機嫌が悪くなることがあったのが印象に残っているという。
24歳の健全な男子の部屋なら、それくらいあるだろ。
自分は不健全なので(笑)、トータルすると数倍では足りません。
そもそも逮捕直後に原因を一つに絞るなんて不可能なんだよね。
マスコミが、ではなく、たとえ神様でも(そもそも当の本人も理由は分かってないと思う)。
社会への不満もあっただろうし、自己顕示欲もきっとある。
お年寄りや女性といった弱いものを狙っているから、きっと強い人への劣等感もある。
もしかしたらゲームなどから攻撃性が助長されたのかもしれない。
でも、そのあたり全部ひっくるめての人格であり、そもそも「ある一定の人格」になんて統合できないのだ、と思う。
上記サイトの
常識的に考えて無理有りまくりな報道だと思う。
何とか「異常な人が殺人をやった」ということにしたいという努力が見えるんだけど、こういう見え透いた煽りは良くない。
もうそろそろ「ごく普通に見える人でも人を殺すことがある」という事実を正面から認めてはどうか。
が印象的。
>部屋にはテレビゲームが10本、漫画本が100冊ぐらいあったという。
うわっ、ゲーム10本、マンガ100冊ってめちゃ少ないほうじゃないんかなー、と。
>男性と一緒に格闘技ゲームをした際、同容疑者が負けると機嫌が悪くなることがあったのが印象に残っているという。
ぼくもそういうタイプですねー。というか、負けて悔しくない人はゲームやるべきでないと思うんですよ。成長する気がない人は相手に失礼。
ちなみに、おいらはこの記事を読んで、おいらが事件を起こしたらえらい叩かれるなー、と思いました。
はじめまして!Eijiといいます。
こういう報道、加害者の情報の一つとして扱われますが、これを強調しすぎる報道に関して、どこか、一方向で、単純化しすぎだと思います。
こういう報道がマスコミの質に疑問を生じさせる一つの原因だと感じます。