『1063人の収入を60日で41%アップさせて目標を達成する技術』

『1063人の収入を60日で41%アップさせて目標を達成する技術』-マイケル・ボルダック

読後の感想
羊頭狗肉でございます(キリッ
あおりには「7歳のときに、父に母を殺された体験」と銘打っているのですが、あんまり文の中には登場しませんでした。
あとは、この手のお商売によくある、「ダメな人生」→「なんとかしたい」→「大枚はたいてセミナーを受ける」→「性格が、人生が変わった」→「講師になっちゃう」→「経済的な成長」→「あなたもどうぞ」の黄金パターンでした。

ところでタイトルの1063と41はなぜこの数字を選んだのでしょうか?キリの悪い数字にして興味を引こうと思ったから?それとも素数だから(こっちだったらいいと思うけど多分違うでしょう…
但し、文字も大きく、改行も多用しているので、実際のページ数よりはずっと早く読めます。
ちなみに僕は15分で読みました(お風呂で
読書に疲れて箸安めに最適です。
強いて言うならば、抜き出した一文だけがピンポイントで光っていました。
この一文のために読んだと言っても過言ではなかろう(過言です…

印象的なくだり

行動を生む6つのニーズ
あなたが得たい結果は何でしょうか?
収入を2倍にすることでしょうか?
大きな資産を持つことでしょうか?
理想の伴侶を得ることでしょうか?
健康にダイエットすることでしょうか?

とても大切なことをお伝えします。あなたが今考えたものは、あなたが最終的に欲しいものではありません。私たちが究極的に得たいもの、それは「感情」なのです。
お金が欲しいと言っている人は、単に札束が欲しいのではありません。お金を持つことによって、得られる感情が欲しいのです。
たとえば、人から「すごいね」と言われて得られる自尊心、世界中を自由に旅行して味わえる変化の喜び、好きなセミナーに参加して得られる成長の喜び、そのお金で寄付をして味わえる貢献の喜び、すべて感情です。

あなたのゴールそのものは、最終的な目的ではありません。ゴールとは、「得たい感情」という究極の目的に到達するための、乗り物でしかないのです(P.044)。

「乗り物」という表現が気に入りました。
抽象的な感情とか目的とかをちゃんと具体化できる、いい比喩だなと思いました。