『レバレッジ時間術―ノーリスク・ハイリターンの成功原則』

『レバレッジ時間術―ノーリスク・ハイリターンの成功原則』
幻冬舎
本田 直之

読後の感想
この本で言いたいことを集約すると、スキマ時間を利用して時間を節約してもなんにも意味がない(「節約」でブレイクスルーは起きない(P.041))ということと、何度も繰り返していることを、効率化していつでも再現できるようにし、そこで浮いた時間をさらに効率化に使うという二点です。

「レバレッジリーディング」を読んだときにも強く感じましたが、本当に時間を大切にする人だなと思います。
たとえば、時間がもったいないため本田さんがサラリーマン時代には自腹でタクシー通勤をしていたエピソードなど、ちょっとやりすぎでは?と思うほどの徹底ぶり。
まぁ、費用対効果を考えているとは思いますが・・・。

非常に分かりやすく、とっかかりやすくかかれているので、この手の本にはありがちですが万人向けに書かれていると思います。まぁ、まずはやってみようということです。

印象的なくだり
問題なのは、「忙しい」=「これ以上何もできない」と思い込んでしまうことです。つまり、効率化する努力を放棄して、勝手に自分の限界を引き下げてしまうわけです。これでは、時間資産はできません(P.022)。

具体的に、「時間を投資する」とはどういうことか。その核は、「仕組み」をつくるために時間を使うということです(P.033)。
このようにして「仕組み」をつくったり、仕事の段取りを考えたり、スケジュールのつくり方を工夫したりすることで、時間資産を増やす。これが「時間投資」の基本なのです(P.036)。

「仕組み化」とは、別の言葉で言えば、再現性を持たせることです。(中略)再現性を持たせられれば、人に教えることも可能になるので、単に個人レベルではなく、チームのメンバーの時間資産を増やすことにつながります(P.040)。

試験まで時間が少ししかないとなれば、勉強の計画を立てる時間も惜しい、すぐにテキストを読み始めなければ・・・と思いがちなのですが、そうやって見切り発車してしまうと、たいていの場合、試験日までに最後まで終わりません(P.077)。

具体的にはまず、時間の使い方を、大きく四つのカテゴリーに分類します。一つ目は自己投資である「インプット」の時間。この内容は人によって変わってきますが、私の場合は、人に会う時間、読書の時間などがこれにあたります。二つ目は仕事をしてる「アウトプット」の時間、三つ目は食事や風呂や睡眠などの「生活」の時間。そして四つ目は自由に使う「プライベート」の時間です。そして、一日二四時間を、三0分~一時間単位くらいで、四つのカテゴリーに分類して記録するのです(P.079)。

そもそも社員が会社紹介をしないのは、「紹介なんてする必要ない」「したくない」と思っているからではなく、単なる「うっかり」です。
そういう社員に「忘れるな」と叱ったところで、あまり効果はありません。お互いに労力を使うし、気分もよくありません。それよりも大事なのは、うっかり忘れない仕組みをつくることなのです(P.105)。

眠る前にコーヒーを一杯飲んでおくのも効果的です。カフェインの覚醒作用は、体に取り込んで三0分後ぐらいから効きはじめます。したがって昼寝の前に飲んでおくと、ちょうど起きるタイミングで効きはじめるので、よりスッキリ感が増します(P.138)。

よい睡眠をとる第三のポイントは、週末もパターンを変えない、ということです(P.139)。

寝る前に暗記し、翌朝起きたら、どれぐらい覚えているかチェックし、忘れていたことは、その場でもう一度記憶する。夜になったら再度復習するとともに、新たな知識をインプットする。この作業を何日か繰り返せば、ほぼ記憶は完璧になります(P.142)。

「言い訳」は、単にみっともないだけではなく、何の解決にもつながりません。物事がうまくいかない原因を他人のせいにしているかぎり、自分を変える力はけっしてつきません。言い訳するのがクセになってしまうと、結局、状況だけがどんどん悪化し、ますます他者への恨みつらみが募ってくるという悪循環に陥ります(P.191)。

読んでみて、面白かったり役に立ったり、コメントを書くほどではないけど、あなたにとって、何かしらプラスがあったら

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