『「捨てる」「片づける」で人生が楽になる』
新講社
斎藤茂太
読後の感想
取り立てて目新しいことは書いてありません。ただ当たり前のことが当たり前のように書かれているだけです。
印象的なくだり
もう少し、ゆとりのある生活を送りたいと願っているのであれば、まずは人が「あげる」というモノを、もらうことをやめることから始めたらどうか。
それと同時に、人からのお誘いにも、ふたつ返事でOKといわないようにすること。「ちょっと考えさせて」といっておいて、そのことへの自分の関心度と、時間的な都合をよく勘案しながら「ぜひ、ゆきたい」ということだけ「先日の件だけど、私もゆくわ」と答えればいいではないか(P078)。
モノもお金も、たくさんあるからといって、その価値観が高まるというわけではない。モノやお金へのありがた味や、感謝の気持ちが高まるわけではない。むしろ減らすほうがよい(P161)。
同じ著者が書いた別の本
『グズをなおせば人生はうまくいく―ついつい“先のばし”する損な人たち』 感想はこちら