八甲田山

 映画『八甲田山』を観る。
 日露戦争前、青森で八甲田山の雪中行軍が遭難して、九割以上の兵士が遭難死したという実話を基にした小説、の映画化である。

 感想
 映像の質感がすばらしい。特に現地に行って三年がかりでロケをしたというその執念には恐れ入る。本物にしか出せない凄さがあって印象的。
 北大路欣也の演じる、理不尽な命令に対するやるせなさが、よく伝わってくる。それから明治時代の雰囲気作り(小道具とか言い回しとか態度とか)は素晴らしい。

 思うんだけど最近の映画は、俳優の顔が綺麗すぎでぜんぜんリアリティがないので、ちょっといや。もっと泥臭くしてほしいな、と。

時をかける少女

映画観てきました。時をかける少女(以下、ときかけと略す)。

http://www.kadokawa.co.jp/tokikake/

感想。
 非常によい。話もわかりやすくて、魅力的なのでどんどん引きずり込まれ、またテンポもいいので、そんなに疲れない。シリアスな場面とコミカルな場面がアクセントになっているし、ネタ(伏線?)が結構ちりばめられて、なんだろと思ってしまう。
 ついつい隣にKOHくんとmicくんがいることを途中で忘れてしまいました。

 わざわざこの映画を観るために、地下鉄に乗って、乗り換えして、電車に乗って、(一時間に一本しかない)バスに乗って、往復四時間ちかくもかけて映画を観に来た甲斐があったというものです。
 
 わたくしめが馬鹿だとお思いでしょうか。

 だとしたら…

 上の二人はもっと馬鹿です(私信、大好きです)。

 あ、ときかけ、と略したのに一度も書かなかった(笑
 

恋するトマト

http://theres.co.jp/tomato/

ストーリー紹介を読んで撃沈。
みたい、ミタイ、観たい(以下反復

なんせキャストがすごい。

<引用>
画・脚本・製作総指揮・主演:大地康雄

大地康夫の、大地康夫による、大地康夫のための(ん?)映画ですよ、まさに。

いや、冗談抜きで観たい映画です。
予告編(要quick time)でかなり心惹かれました。
http://theres.co.jp/tomato/yokoku.html

問題は上映する映画館の少なさ。
どうしたもんかな。

以下ストーリー概略

野田正男(大地康雄)、45才。親孝行で気の優しい、純朴と言えば聞こえはいいが、結局のところ要領が悪く不器用で、いまだに結婚もできない農家の長男である。これまでに何度も見合いに挑戦、その度に苦渋をなめてきた。今度こそはと思った、田舎暮らしに憧れる景子(富田靖子)との縁談もついに破談に終わる。見かねた農業仲間の勇作(藤岡弘)の紹介で、フィリピンパブで働くリバティ(ルビー・モレノ)を紹介され、結婚を前提に交際を始める。そして、リバティに引っ張られるように二人は結婚することに。