『ギャルとギャル男の文化人類学』

『ギャルとギャル男の文化人類学』
荒井 悠介
新潮社

読後の感想
文化人類学とまではいかないけど、フィールドワークを基にした非常に珍しいジャンルを対象にした社会学書。
新書なのでしょうがないが、非常に内容が薄い。
しかも研究の内容が薄いのか、そもそも対象が薄いのかが分からないくらいの薄さ。
内容も平板で引っかかりも特になく、あぁそう、の一言でした。
強いて言えば、リスクへの言及が面白そうだったのですが、筆者としては余り興味がなかったのか、さらっとしか触れられておらず残念。
出来れば体験のみではなく、それを考察していければなぁというところでしょうか。
本の内容とは関係ありませんが、読み進めながら根拠のないエスノセントリズムは身の滅ぼすということを強く感じました。

印象的なくだり
(前略)サー人は、本音と建前を使いわけることが、特徴の一つとして挙げられる。サー人は自分の「キャラ」を作り、「キャラ」という建前で周囲とコミュニケーションをはかる。本音を隠す人間も多く、またその「キャラ」の裏側にある本当の姿に関しては、お互いに詮索しないという暗黙のルールがある。親密な関係を求めているのは確かだが、それもお互い「キャラ」を流通させることで成立していると言える(P.173)

太陽光発電システム

一般社団法人太陽光発電協会
http://www.j-pec.or.jp/index.html

FPの前田さん経由で興味を持ったので調べてみた。

募集期間
2009年4月1日(水)~2010年1月29日(金)

補助金額
太陽電池モジュールの公称最大出力1kWあたり7万円
例えば、公称最大出力が3.5kwのシステムの場合、7万円/kW×3.5kW=24.5万円となります。

対象者
自ら居住する住宅に対象システムを新たに設置する個人で、電灯契約をしている方。
※既に設置されている方、設置工事を開始している方は対象外となります。
  詳細は申請要領をご参照下さい。

対象システム
以下の要件を満たすことが条件となります。
(1) 太陽電池モジュールの変換効率が一定の数値を上回ること
(太陽電池の種別毎に基準値を設定)。
(2) 一定の品質・性能が確保され、設置後のサポート等がメーカー等によって確保されていること。
(3) 最大出力が10kW未満で、且つシステム価格が70万円(税抜)/kW以下であること。
(特殊工事費用については別途規定あり)
※詳細については交付規程及び技術仕様書に基づく。

この補助の対象がどこまでかをしっかり見極めないと、悪徳業者が跋扈する訪問販売業の餌食になりそうです。

ちなみに、各電力会社にも詳しく特集されており(きっと問い合わせが多いんだろうなぁ)、参考になります。

http://www.tepco.co.jp/e-rates/individual/shin-ene/taiyoukou/index-j.html

新買取制度における買取単価は、平成21年11月の検針日以降発生する余剰電力について適用いたします。太陽光発電設備を設置以降10年間は、同一の買取単価で買い取らせていただきます(新買取制度実施以前に設置された場合は、平成21年11月の検針日以降10年間といたします)。
  なお、買取単価は年度ごとに低減される方向で見直されていくことになっています。

これによると、早めに設置したところについては、高い値で10年間、それ以降は徐々に低い値での10年間の契約になるらしい。なんだそりゃ。
現在の2倍の買取値でという触れ込みで始まったんじゃないの?
発電システムの法定耐用年数は17年間で、その間は原則処分不可のようだが(処分するには、財産処分承認申請書が必要)、買取が確約されているのは10年間で、それ以降はまだ決まってないらしい。
当然除去にもお金はかかるわけで、その分の発電は…どこにいくんだろうねぇ。