トップダウンで目標を掲げよう

トップダウンで目標を掲げる

お仕事のお話し。
ある人は、一つ一つの業務を積み上げて目標に到達しようとしていた。
具体的には、引継業務。

ただ、一つ一つの関係性が分からないままだと
いまやっている業務が、全体のどのあたりの位置づけなのか?
この業務が全体にどのように影響するか?が不明瞭になってしまう。

こういったときはトップダウンで進めていく方が
分かりやすいし、話しやすいと思う。

「この書類を作るために、このデータ処理をします」とか
「この期日に間に合うために、先に○○さんに依頼して下さい」とか。

トップダウン戦略は、(いい意味でも悪い意味でも)分かりやすく
急成長する企業にはよくありがちな使い方をしてしまいます。

例えば、「リニアを10センチ上げる」「午前中に注文したら午後には届く」
「1週間で作って3日で配送する、を2年以内に実現する」
「経常利益目標××億円」など。

要はTPOと相手に応じた使い分けですね。

どっとはらい。

スポンサーリンク

「言の葉の庭」

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

劇場アニメーション 言の葉の庭 [ 入野自由 ]
価格:3456円(税込、送料無料) (2019/7/19時点)

楽天で購入

 

 

「言の葉の庭」
新海誠

鑑賞後の感想
まるで写真、映像のような地面に映る水たまりから始まるオープニング。
新海監督に書かせると、東京の風景、特に新宿御苑、新宿駅、電車の風景が生きているように見える。概念としての東京を書かせたらうますぎです。
「秒速5センチメートル」も「君の名は」も東京は、無機質で地方との対比で描かれていたけど、「言の葉の庭」でも、人は多いけど感情がない、みたいな形で描かれている印象を受けました。満員電車で各自スマホを見ているシーンとか。

そして、雨の音も。

新宿御苑の東屋で出会う二人。日を追うごとに座る距離が近づく=心が近づく、を写しだし、最初は遠い→徐々に近い→密着→離れるが見ていて感情が揺さぶられます。でもこの話は6月から9月の本当に短い期間の物語なんだよなぁと、しみじみ思いました。

雪野さんの抱えている闇の深さは、「元彼の伊藤から着信はあるけど守ってくれなかったこと」や「千駄木駅ホームで電車に乗れないこと」などに表れていて、でも彼女の性格から言いだせなくて、最後に爆発するまでは、ちょっと嫌な女の人に見えてしまったところがちょっと残念でした。雪野って名字だったのか、てっきり名前かと思っていた。
ちなみに雪野先生は裏設定で「君の名は」でも糸守の国語の先生をやっています。

ラストの階段シーン、転ぶところは「君の名は」がフラッシュバック(順序は逆)だけど、これは号泣できます。そして完璧なタイミングで、大江千里のRain(歌唱は秦基博)が流れます。歌詞も完全に物語を敷衍した素晴らしいの一言。このエンディングだけ2回みました。
でも、これってハッピーエンドだよね?って後から心配になっています。

なお御苑はアルコール禁止、コンプライアンス的な観点から。

どっとはらい。

スポンサーリンク

同じ人なのに、違う人

部屋の中をグルっと見回してみる。

間取り自体は変わっていないけど
置かれているものの中身は変わっている。
本や文房具などは役目を終えて去り
また新しいものが入ってくる。

生物学者の福岡伸一先生が大好きです。
先生の考え方の「動的平衡」に物事を寄せてしまいます。
「生命はいつも自らを解体し、構築しなおしている。
つまり(大きく)変わらないために、(小さく)
変わり続けている」ということ。
我々の身体は、栄養素などが通り過ぎる「流れ」であり
体内では分解と合成がずっと続いています。

個人としては同じ人、といっても
分子レベルではまったく別人なのです。
(この話ドラゴン桜にもあったなぁ)

というわけで、人は変われます。
というか毎日変わっているのです。
(部屋の掃除もしないといけないよ)

どっとはらい。

スポンサーリンク

【開封の儀】コクヨネオクリッツシェルフ(筆箱)を購入しました。

筆箱を購入しました。

自分のブログを見ると
2007年12月30日にコクヨの
ネオクリッツを購入しており
約11年半ぶりに新しい筆箱を購入しました。
物持ち良さすぎです。
やはり、気に入ったものを長く使うのが
自分の性格として向いているようです。

というわけで、今回も安定のコクヨ製品です。
その名もネオクリッツシェルフ。
(前回のネオクリッツの容量的進化版)

以下、開封の儀。安定のAmazon箱で届きました。

シンプルすぎる包装。

右側は今まで使っていたネオクリッツ、左側は新しいネオクリッツシェルフ。
新旧そろい踏み。今までありがとう。

スポンサーリンク

『恋文の技術』

『恋文の技術』

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

恋文の技術 (ポプラ文庫) [ 森見登美彦 ]
価格:669円(税込、送料無料) (2019/7/12時点)

楽天で購入

 

 

読後の感想
研究のために京都から能登にやってきた
大学院生の守田一郎が、ベンチャー企業を興すため
恋文の技術を獲得するという
なんとも回りくどい目的のためのオムニバス形式の
体を取っている小説です。

いわゆる往復書簡形式の片方だけが書かれており
無意識のうちにもう一方を想像する楽しみが隠れています。
さらに、内容から登場人物の性格まで透けてしまう文体模写というのか、
文字だけで相手との関係性まで分かってしまうのが面白いところです。

日付と内容をエクセルでまとめる読書会的読み方
by gimuraさん

森見さんの小説によく登場する
「黒髪の乙女」「パンツ番長」などのスターシステムは
(作品を横断する登場人物が出てくるシステム)は
もはや確立されたと言っていいでしょうね。

石川県民である自分には特に、舞台となる
パトリア、ミスド、恋路海岸、能登鹿島駅と
アチコチにちりばめられる聖地巡礼を誘発するパワーワードの連続
でやられてしまいました。

そして、森見さん自身まで登場人物として守田一郎にいじられるという、、、(笑

印象的なくだり
詩人か、高等遊民か、でなければ何にもなりたくない(P.105)。

スポンサーリンク