「会社のすばらしい仕組み」を愛してはいけない

現在『ノマドライフ』という本を読んでいます。
『レバレッジリーディング』で有名な本田直之さんの本で、徹底的な自己責任論が書かれています。

その中で、心に突き刺さった一文があったので、それを読んでからしばらく仕事の手が止まってしまいました。

要約すると
「会社のすばらしい仕組み」を愛してはいけない
というものです。

→仕組みがよくできていてブランドとしても魅力的な会社は、元々消費者としてファンだった人が多くて、そういう人は懸命に働くし、周りの人も助けるような非常に「良い社員」だが、報われない、と。
会社のすばらしい仕組みに順応して成果を出す優等生の悲劇です、ね、ということ。

我が身を振り返ると思い当たる節があって、グサグサ刺された気分です。

今の会社でうまくいっていてもそれは単に会社のルールで成功しているだけ

って自分のことでした。

本田さんの締め括りは

しかしそんな働き方が永遠に続かないことを忘れると、未来は暗澹たるものになります(P.068)。

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物を捨てていたら生活が変わってきた

2019年に入ってから積極的に身の回りのものを減らす努力をしています。実際に捨てたものは記録を残す意味でも、ツイッターに写真を投稿しています。ハッシュタグ「#一日一捨」をつけて、小さなものでもコツコツと捨てる努力を続けてきました。そうすると、身の回りに少しずつ変化が起こってきました。

身の回りに起こった好循環
1、掃除が楽になった

大きなものは特に場所を取ります。捨てる前は、例えばクイックルワイパーを沿わせたり、一度手を止めてどかしてからホコリを取り除いていましたが、捨てたあとはその作業がなくなり、掃除が圧倒的に楽になりました。最終的には、お掃除ロボットにやってもらえるように目指しています。

2、自分がいかに無駄な物を買ってきたのか可視化されてきた
自分の部屋で、「今日は何を捨てようかなぁ」と探す作業は、意外としんどかったです。なぜかと考えてみると、それは、今まで買ってきた無駄なものを探す作業であるからだと気がつきました。要するに、過去の自分の行為の修正だからです。
もちろん、買ったのに使い切らないまま捨てる、という罪悪感も伴って、誰かに責められているような気もしていました。

3、ずっと捨てられなかった物の呪縛から解放された
そんな中で、最近ようやく物を捨てられるようになってきたのは、毎回判断することをやめて「捨てるルール」を確立したからです。前述の通り、無駄な物を買ってきたという罪悪感を毎回感じることなく、ルールにしたがって心を無にして捨てることができているからです。

捨てるルール(2019年11月12日現在)
a.1年以上使用していない物
b.同じ機能の物が2つ以上ある物
c.お金を出せばまた手に入る物

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最近は「今日の中で一番重要なタスクはコレ」と呟くようにしています。

MITとは何か
最近、ツイッターで、今日のMIT(Most Important Task)と称して、今日やらないといけないことの中で、最も大事なことはコレ!と呟くようにしています。そして、夜寝る前に、それができたかどうかを振り返るようにしています。
この作業は最近読んでいる「減らす技術」という本の中で紹介されていた習慣で、まずは一週間くらいは続けてみようとやってみているところです。
初めてまだ数日ですが、効果を実感するところが多かったので、振り返りがてら紹介してみようと思いました。

小さく始めること
「減らす技術」には、習慣化することの重要性が何度も書かれていますが、その中でも「小さく始める」という部分は、なかなか気付きにくい点でした。30分できることでも、10分続ける、を目標にし、実際に実行することを目的にするのではなく、継続することを目的としている部分も目新しく感じました。

毎朝宣言する
私自身は前の晩に考えていた内容を、その日の朝、勤務先に出勤する途中で呟くようにしています。その内容は「絶対にその日にやらないといけないこと」ではなく、まだ締め切りまで時間があるけど、なかなか手がつけられなくて、でもなお重要性については分かっていること。いわゆる「緊急度」「重要度」のマトリクス図の「緊急ではない」かつ「重要である」のところです。毎日やらないといけないことに追われている身としては、時間をとって着手しにくいところでした。
そして、3つのMITのうち、一つは自分自身の人生を前に進める内容を加えるようにしています。給与所得者としての仕事ばかりではなく、家庭のことや、自分のキャリアプランだったりと、締め切りのあることだけが大事なことではありません。

毎日の満足度が全然違ってきた
学生時代と異なり、社会人になってくると成長や進歩が実感し辛くなって来ています。今日は昨日と同じ、むしろ老化していれば昨日できたことが今日はできなくなってきていることすらあるわけです。そんな中、成長を実感するためには、日々一歩一歩の繰り返しを実感することが大切です。
私自身は、MITを宣言し、できたかどうか振り返ることによって、前に進んでいる実感をえらえるようになりました。その結果、日々の満足度が高くなった気がします。もちろんできていない実感も得られるので、やってなければ凹みます笑

どっとはらい

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無期転換ルールは誰のためのものか

無期転換ルールの概要
無期転換ルールとは、2013年4月1日施行の労働契約法第18条に定められた新しいルールです。一定の条件を満たした非正規労働者からの申し出によって、有期契約を無期契約に一方的に転換できるというものです。
改正自体は2013年でしたが、5年を超えて勤務していることが条件になっているため、実際には2018年から対象となる人が発生し始めている状態です。
一般的には、正社員になれると誤解されているような気もしますが、雇用の安定という意味では、過去になかった制度です。特に、労働者側からの一方的な意思表示で、雇用側の企業が拒むことができないというのが大きな特徴です。

対象者は誰か
有期契約、つまり一年とか半年とかの期間を定めて雇用される非正規雇用者が対象になります。かつては、契約期間は一年と言いつつも、何度も同条件で契約更新を繰り返し、実質的に無期契約と同じような非正規雇用者が多く存在しました。これらの人は、実態としてはずっと働き続けてきているにもかかわらず、雇用契約は期間限定であり、労働者側からすると先が保証されない不安定な立場におかれていました。
このような労働者を保護するために、有期労働契約が更新されて通算5年を超えたときは、労働者の申込みにより、期間の定めのない労働契約(無期労働契約)に転換できるようになりました。
なお、通算5年のカウントは平成25年4月1日以降に開始した有期労働契約が対象です。

条件は何か
まず通算5年を超えて、同一の使用者との間で契約した有期労働契約があることが大前提です。5年というのは通算であり、一回当たりの有期契約がどのくらいの期間なのかによって、申し出ができる期間が変わります。分かりやすい例だと、1年契約を繰り返すケースでは、5年間働くと、5回目の更新(期間としては6年目に突入した年)から無期転換申込権が発生します。
ただ例外的に、途中で退職したりして働いていない期間が存在し、その期間が一定以上続いた場合はクーリングといってクーリング以前の契約期間が通算対象から外れることもあります。この辺りは、具体的に専門家に相談したほうがいいでしょう。

浸透しているのかどうか
少し古いですが、信頼できるデータとしては独立行政法人労働政策研究・研修機構が2017年6月に企業相手にアンケートを実施したところ、9割以上の企業は「改正されたこと」は知っている状態です。これに対して、人材サービスのアイデムが非正規雇用者向けに2017年に調査したところ非正規雇用者の85パーセントは「知らない」という調査結果がでていました(北國新聞2017年5月6日付)。
2年も前のデータなので今は違うのかもしれませんが、企業と非正規雇用者の温度差を如実に感じたデータでした。

いずれにせよ、制度設計からすると、無期転換ルールは労働者側のために作られた貴重な武器の一つです。
そのため、労働者側から無期転換申込権を行使しないと、無期雇用に転換されません。
いわゆる法諺として「権利の上に眠る者は、保護されない」という訳です。

どっとはらい

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「書きたいものを書く」から「貢献できるものを書く」へのシフトチェンジ

最初は「書きたいこと、伝えたいこと」をだけを書いてきた
今までの自分の文章は、どちらかといえば自分にインプットしたものをまとめる目的で書いてきました。例えば、自分が読んだ本をまとめたり、見た映画の感想を載せたりと。
「印象的なくだり」として残し始めたのは、本田直之さんの「レバレッジリーディング」の「レバレッジメモ」を実践しようと始めたのがきっかけでした。その本の内容についても「自分が印象的に感じた部分だけ」をピックアップしたり、自分の心に残った部分だけを自分のためだけに書いていました。
それは、元々のブログの「ログ」とは自分用備忘録の意味で考えていたからです。

読んでもらえるとうれしかった経験が変えたもの
最初はただ自分のためだけに書いていた文章をあげていたブログでしたが、アップロードして色々な人に読んでもらい、ちょっとしたフィードバックをもらうと予想外ににうれしいことが分かりました。
初めに考えてた自分だけのものが、他人にとっても有益だったことがうれしかったのと、他人へ貢献(give)できたのがうれしかったのでした。

これからももっとgiveを増やすしていく
人間は現金なもので、褒められたり感謝されるととても嬉しいものです。またさらに役に立つことを書きたい、もっと貢献(give)できるものを増やしたいなと思うようになってきました。元々自分用に書いてきたものが、少しづつ目的が変わってきたと感じましたが、感謝されるとうれしい、という気持ちのほうが大きく感じました。
何を書こうか。
ところで、じゃあ何が貢献できるのだろうかと考えてみると、当たり前ですがとても難しいことに気づきました。ずっと自分だけに向けて書いてきたので、「他人のために」という視点を余り考えてことがなかったからです。
ムムムと考えてみた、以下の二つを絞り出してみました。

1,本の内容や映画のあらすじをまとめたもの
一つは、自分が読んでみた本や見た映画の感想に、まとめみたいなものを付加したものです。小説だと「あらすじ」に該当するような、「書評」に該当するようなものです。
要するに「時短」です。みんな忙しいので読んだり見たりするヒマがない、ので代わりに書いてみようというものです。

2,専門分野を解説したもの
もう一つは、自分の強みを生かした分かりやすい解説です。自分が持っている専門知識のうち、「不動産」と「金融」は他の人よりもかなり詳しい自負はありますし、その部分を生かした内容を書いてみようと思います。

どっとはらい

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