今週捨てたもの(2019年8月11日から8月17日)

今週捨てたもの。

農業は自動化されるか

農業は自動化されるか

農林水産省の統計によると、自営で農業をしている
いわゆる基幹的農業従事者の平均年齢は、2015年で
67歳です。これは「平均年齢」です。
20年前の1995年には59.6歳だったので
20年間で17歳平均があがる、つまりほぼ新規参入はない
ということが分かります。

今までの農業のやり方はでは端的に言って未来はありません。
平均年齢67歳の市場では、今後未来も先細りでしょう。

そんな中での問題解決策やはり機械化です。

特に手間がかかるのが米作りと言われています。
そんな手間がかかる作業を機械化する試みが行われています。
一つ目は整地作業をトラクターの代わりに
GPS付きブルドーザーを使うというものです。
これはICTブルドーザーと呼ばれるそうです。
このICTブルドーザーは3次元データをもとに高低差まで
入力できるので、位置情報を基に整地し、水平まで
保つことができるそうです。
もちろん盗難対策もバッチリです。

もう一つは給水管理です。
農林水産省が実証実験として福井県、岐阜県を選び
「多機能型自動給水栓」実験を始めました。
水路から水田の間にある給水栓に機械を取り付け
開閉や水位の測定などを、スマホを通じて行います。
「開く」を選択すると、水路のバルブが開いて水田に
水が流れ込む、というものです。
また常時水位も測定できるため、離れた所からも
水田の様子が分かり、わざわざ見に行かなくても対応できます。

全国米生産統計によると、10アール当たり水の管理に係る時間は
平均で2時間49分だそうです。
内訳は、田んぼの水の見回り、バルブの開閉、水路の修復など。

実証実験している多機能型自動給水栓の田んぼでは
この時間が約半分に圧縮されたそうです。

効率化を進めていくと工場に近くなっていきますが
手がかかる、自然相手、と不確定要素が多いジャンルだからこそ
情報化、仕組み化を進めていくべきではないかと思います。

どっとはらい。

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手を加える前提で作るということ

手を加える前提で作るということ

伊勢神宮は20年ごとに立て替えをしています。
これは神宮式年遷宮と呼ばれており、
定期的に行われる遷宮のことです。
つまり、20年に一度作って、古い方を壊す。
それによって、「伊勢神宮そのもの」が続いているのです。

これに対して、法隆寺は世界最古の木造建築物ですが
もちろん建築当時から全く手を加えていないわけではなく
長い年月を掛けてその都度小さな手を加えています。
つまり、全部は変えないものの少しだけ変えて
「法隆寺そのもの」が続いているのです。

どちらがよい良いか、という議論ではありません。
言いたいのは、どちらも「変わらないと継続できない」という
当たり前の原則と、
「続けるためには手を加えることを想定しないといけない」という
隠れた原則です。

都心に並ぶ高層ビルや新築のタワーマンションなど
伊勢神宮ほどの耐用年数は想定していないでしょうが
既に完成されているような作りになっています。
しかし、これらの建物に「手を加えること」を前提とした
作りがあるのだろうか、とモヤモヤ思っています。

どっとはらい。

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機会格差の拡大と固定について

機会格差の拡大と固定について

現在、「われらの子ども」ロバートDパットナム著を読んでいます。
この本は、アメリカにおける機会格差の拡大と
その固定化について書かれています。

1950年代に生まれた子供は、生まれた家庭の所得によらず
その後高学歴を得たり、所得の高い層に移動することは出来ました。
しかし、2000年代に生まれた子は、そもそも違う階層に
移動することが困難である、といった内容です。

高学歴層は、ポートランドやニューヨーク、サンフランシスコなどの
特定の地域に集まる傾向があり、そこには優秀な教師が多くいます。
また、親類縁者が卒業生なら優遇される制度があり
高学歴層の母親はより教育熱心なため子どもに多くの時間を割き
結果として、子どもも同様に高学歴になる。
アメリカの競争力の高い上位200の大学に通う学生の70%が
所得分布の上位25%に属しており、人口比としては著しく偏っています。

しかし、最近更に踏み込んだ論説を新聞記事を読みました。
それは、構造的な障壁よりも、見えない壁が大きな問題だという内容です。

グルメでおしゃれなお店には、健康的で良質な食材が並んでいます。
所得の高い層には当たり前の食材も、そうでない層には
理解や判読ができない文化的な記号になってしまいます。
「お前はここで歓迎されていないぞ」という暗黙のメッセージを
お店自体が発しているというものです。

ここでは見える壁(例えばある特定人種は入店お断りとか)は
存在しません。その意味では、開放的です。
しかし、見えない壁(例えば価格帯、店の雰囲気、客層)は
確実に存在し、そしてそのメッセージは強力で打ち崩すことができないのです。

社会的地位に関するルールには、結束を促す機能がある。
高学歴の人々を引き寄せ、相互の絆を強め、その他の人々を遮る。
高学歴層が築いてきた流動性に対する障壁は、目に見えないだけに
一層強力になっている。
それ以外の人には、その障壁が何かを言い当てることも、理解することもできない。
ただそこに壁があることだけは分かっているのだ。
(ニューヨークタイムズ2017年7月11日付)

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【調査】ASUSのZenfone Max ZC550-KLはミャンマーで使用できるのか?

ミャンマー旅行で使用するスマホについて調べてみた

気が付くとあと2週間足らずで
タイとミャンマーに行く予定ですが
いまだに何にも決めないまま突入しそうです。

ところで、海外に行くときに必須アイテムと言えば
・パスポート
・スマホ
です。

で、今回はスマホのお話し。

前回は日本国内で購入したiPhone SEを
simフリー化して、海外でsimを購入して使用していましたが
今回は
ASUSのZenfone Max ZC550-KLを
スマホ兼モバイルバッテリーにしてタイとミャンマーに
持っていこうと思います。

理由の一つは、荷物を無駄に増やさないため。
いつもAnkerのモバイルバッテリー(Power Core 20100)を
持って行っていましたが、容量がオーバースペックなので
Anker Power Coreの5000を購入し
こちらを持っていこうと考えているからです。

そして、今回持っていくZenfone Maxは
なんとスマホ兼モバイルバッテリーなのです。

そしてもう一つの理由は(こっちがメイン)
ミャンマーの電力供給事情です。
そもそもコンセントのタイプも合わないのはさておき
とても停電が多いので、電源を期待していないからです。

というわけで、
ASUSのZenfone Max ZC550-KLを中古で購入しました。

対応しているバンドは
FDD-LTEがB1/3/5/6/8/9/18/19/28
W-CDMAがB1/2/5/6/8/19
です。

ミャンマーの通信会社を見ると
MPT、Ooredoo Myanmar、Telenor Myanmaと大手は三つの会社があるようです。

http://www.worldtimezone.com/gsm.html

で、色々と調べてみると
ミャンマーのLTEはMPTが2.1GHz帯(B1)、その他は1.8GHz帯(B3)のようで、いずれもZenfone Maxは対応しており、どうやら空港でSIMカードを購入すれば、問題なく使用できそうです。

というわけで、ASUSのZenfone Max ZC550-KLはミャンマーで使用できそうです。
(2019年8月12日調査)

どっとはらい。

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