賭けに勝つ人嵌る人―ラスベガスと日本人
集英社
松井政就
読後の感想
賭けに勝つには、という理屈っぽいことが書いてあるのかと思いきや、最初は経験談で次は運の話が書かれている。経験談はちょっと自慢が多い印象。
ところが、第三部では打って変わって非常にいい文章が並ぶ。曰く、ギャンブルをしてはいけないタイプの人がかかれており、その指摘は非常に正しいと思った。
ギャンブルに対して紳士的な態度で臨んでおり、非常に好感が持てる。そして、残念なことに本書を読んだ後、無性にギャンブルがしたくなる。
旅する読書家、ふくだしげたかのログ。旅の記録と、読書の記録、あとはおまけです。
賭けに勝つ人嵌る人―ラスベガスと日本人
集英社
松井政就
読後の感想
賭けに勝つには、という理屈っぽいことが書いてあるのかと思いきや、最初は経験談で次は運の話が書かれている。経験談はちょっと自慢が多い印象。
ところが、第三部では打って変わって非常にいい文章が並ぶ。曰く、ギャンブルをしてはいけないタイプの人がかかれており、その指摘は非常に正しいと思った。
ギャンブルに対して紳士的な態度で臨んでおり、非常に好感が持てる。そして、残念なことに本書を読んだ後、無性にギャンブルがしたくなる。
刑務官
新潮社
坂本敏夫
読後の感想
一般的に刑務所の中のことって、語られることが多くないので、その意味では、貴重な情報を多く得られた。かつて関わらせてもらった事件についても触れられており、もっと早く読んでおけばよかったと後悔した。
著者が刑務官を勤めていたのは十年前のことなので、現在は本書のような運用をしているのかどうかは分からない。
著者のやるせない感情はとてもよく伝わってきた。
村上朝日堂はいほー!
新潮社
村上春樹
読後の感想
肩肘の凝らない、それでいて流し読みできず、読んだ後にちょっと考えるエッセイ集。昔に比べていまはこれでいいのか?→いやよくない→でもいいじゃないか、はいほー!ってのはクスリと笑えるけど、また考えさせられてしまう。
「青春と呼ばれる心的状況の終わりについて」は、読んでいて鳥肌が立ちました。僅か四ページでこれほど書けるなんて素晴らしい。
特に印象に残った文章は「ジム・モリソンのための「ソウル・キッチン」」より。
「死者を讃えることは心地好い。それが若くして死んだ死者だとすればなおさらである。死者は裏切らず、反撃もしない。歳もとらず、髪も薄くならず、腹も出ない。彼らはただ静かに完全に死んでいるだけである。もし仮にあなたが彼らの死について飽きて忘れてしまったとしても、べつに問題はない。」
ただ外国曲については、著者と同年代・同等の知識がないと辛いです。
おりこうさんおばかさんのお金の使い方
幻冬舎
板倉雄一郎
読後の感想
文章自体が読みやすく、身近な例を挙げて書かれているので理解はしやすい。
ただ内容自体は薄く、その書き方も余り論理的整合性がないので、読み終わったあと著者の言いたいことだけを聞いた感じになる。
印象に残ったくだり
ポイントを貯めるという行為は、現金を支払って、その店でしか使えないポイントを購入するという行為に他ならないのです(P013)。
最も賢いポイントシステムの利用方法は、買い物のたびに、可能な限りポイント残高を少なくするように努めることです(P014)。
配当は、起業の株主価値の一部を取り崩すことによって行われます(P130)。
一流の仕事術―仕事を極めるための100の法則
PHP研究所
山崎武也
読後の感想
当たり前のこと当たり前のように書かれている本。でも、自分に置き換えて本当に出来ているかどうかチェックすると、実は余り出来てないことが多い。
自分を反省させ初心に戻してくれる本です。
印象に残ったくだり
「勉強をしようと思っているのだが、忙しくて時間がない」というのは、単なる言い訳でしかない。「時間がない」という仮定を勝手に事実に仕立て上げて、それゆえに「勉強ができない」という結論が正しいと主張しているだけである。
「勉強しようと思って」はいない。したくないから、その理由になるもので説得力のある「時間がない」という命題を探し出してきて、自分の都合がよいような文にしたのである。勉強をする気になれば、どんなに忙しくても、時間を見つけることは可能だ。本気で勉強をする気になっているかどうかの問題である(P124)。