『100億稼ぐ仕事術』

『100億稼ぐ仕事術』
ソフトバンクパブリッシング
堀江貴文

読後の感想
途中からライブドア関連の宣伝ばっかりで閉口しました。
メールの使い方など、一般的な使用法に限定されておりこれではタイトルどおりの仕事術は不可能でしょう。
経営については蛇足もいいところ。
ところどころに著者の性格を表す記述が見受けられ、その部分がその後の人生を暗示しているかのような…。
いま最も電車の中で読むのが恥ずかしい一冊でした。

印象的なくだり
デキル営業ほど、ともすれば自分のセールストークに酔ってしまい、独りよがりのことを話がちである。
実は私もそのような指摘を受けたことがある。たまには自分のセールス・トークを録音・録画してみて、あらためて見てみるとよいだろう。
かなり恥ずかしいが、自分の欠点がすぐ分かる。
簡潔にしゃべっていない、同じことを何度も繰り返している、「えーっと」「あーっと」という言葉が多すぎる、視線があさっての方向を向いている、資料ばっかり
見て説明をしている(P042)。

会議の前には、その会議の目標を決めた方がよいだろう。
ゴールがどの辺にあるのかを参加者全員が共有しないと、話し合う内容がずれてしまい、いつまでたっても結論の出ない会議になりがちである(P074)。

過去に読んだ類似の本と感想
『となりの達人の段取り術』日経産業新聞 感想はこちら
『IDEA HACKS! アイデア・ハッカーの仕事術』原尻淳一・小山龍介 感想はこちら
『童門式「超」時間活用法』童門冬二 感想はこちら
『時間と上手につきあう法―生き急ぎから真のゆとりへ』小林薫 感想はこちら
『時間をもっと上手に使う201の知恵』アラン・アクセルロッド, ジム・ホルチェ, 宮本 喜一 感想はこちら
『一流の仕事術―仕事を極めるための100の法則』山崎武也 感想はこちら
『入社3年目までに勝負がつく77の法則』中谷彰宏 感想はこちら
『図解整理術』壺阪龍哉 感想はこちら

ライブドア事件裁判のお話

阿蘇山大噴火という大川興行の芸人さんがいます。
裁判傍聴人ブーム(そんなのあったか?)の本家本元みたいな人で、自分はこの人の文章や話を楽しみにしています。
残念ながら(その風貌から)地上波の映像では厳しいかと思いますが(そんな人ばっかり好きなるのはなぜ?

さて、podcastでも聴けるTBSラジオのストリームについてのお話。
金曜日に「コラムの花道」というコーナーで登場した阿蘇山大噴火さんが、堀江貴文被告人の刑事事件の裁判(控訴審)について、ちょっと面白いことをおっしゃっていました。

.mp3なので音が出ます(注意)
http://tbs954.cocolog-nifty.com/st/files/st20080222.mp3

以下、要約
一審で弁護人(弁護団団長)を務めた高井康行弁護士に代わり、団長に「オカダ」さんなる弁護人が加わったこと。
オカダさんはテレビ撮影NGらしく、開廷前の様子をテレビで撮影するときには控え室におり、撮影が終わったら入廷してきたこと。
入廷の際、弁護人席に座るハズなのに、検察官のほうに進もうとして、他の弁護人に誘導されて座ったこと。
初老のかたであること。

裁判所の構造によって、検察官と被告人の座る位置が入れ替わったり(通常は裁判所(裁判官)を前にして、左が検察官、右が被告人と弁護人)するので、一概に言えませんが、高井先生もヤメ検であることから推察すると、「オカダ」さんもヤメ検なのかしら、と邪推してしまいます。
一審は執行猶予なしの実刑判決だから、相当大物投入なのかな(色んな意味で)。

それにしても、このことについては検索で全く引っかかりません。
世間はもう飽きちゃった??