『必ず目標を実現する「鳥の目」手帳術』

『必ず目標を実現する「鳥の目」手帳術』
日本実業出版社
久恒啓一

読後の感想
 率直な感想としては「タイトル勝ち」だなと感じました。本の内容自体は平凡です。
 時間の使い方について、午前と午後の5-9時を有効に使う、というの記述がなかなか新鮮でした。

印象的なくだり
自分より優れた人と対等にわたりあう方法
まず大事な点は、そういう優れた人と仕事をして成果を上げるなら、「その人より早く着手すること」「より多くの時間を使うこと」です(P087)。

過去に読んだ類似の本と感想
『能率手帳の流儀』野口晴巳 感想はこちら
『システム手帳新入門!』舘神龍彦 感想はこちら
『一冊の手帳で夢は必ずかなう』熊谷正寿 感想はこちら
『仕事で差がつく手帳の技術』長崎快宏 感想はこちら
『佐々木かをりの手帳術』佐々木かをり 感想はこちら
『夢に日付を! ~夢実現の手帳術~』渡邉美樹 感想はこちら

『夢に日付を! ~夢実現の手帳術~』

夢に日付を! ~夢実現の手帳術~
あさ出版
渡邉美樹

読後の感想
手帳の使い方というよりも、その前提となる自分、人生の目的について特化して書かれた本です。
徹底した自己管理について書かれており、自己啓発されること必至です。
ただ、手帳の使い方、手段部分についてはごくごく平凡であり、具体的に知りたいなら本書は余り参考になる部分が少ないかもしれません。
むしろ、この本の素晴らしいところを一点挙げるとすると、徹底したブレイクダウン方式が取られていることです。
一点の迷いもないところが、却って新鮮で、影響されれば効果大でしょう。

印象的なくだり
ここで大切なことは、自分がワクワクするような物やサービスに囲まれて生活するためには、いったいどれくらいのお金が必要なのかを、しっかりと考えてみることです(P085)。

部下から尊敬される上司、社員から目標とされるような経営者となるために必要な教養を得ようと思ったら、五年や一〇年の勉強で足りるわけがありません。
これも「一生勉強」という視点に立てば、永遠の目標だとも言えます(P121)。

眠る時間も意識しよう
それを目標化するために、「毎晩一二時から六時までの六時間の睡眠を取る」と決めるのもよいでしょう。
実はこう決めておかないと、多くの人は睡眠を取りすぎてしまいます。
とくに理由もないのに九時間、一〇時間と眠ってしまうのはもったいない。
なぜなら、それは「意識されない時間」だからです(P153)。

このように日記で一日を振り返ることの効用はなんでしょうか。
それは反省です。人間は反省することでしか成長しないからです。
計画の軌道修正と自己反省。
これが日記を付けることの最大の意義でありメリットです(P201)。
日記をつけ終わったら、私は三分間で翌日の予定をシュミレーションしています(P202)。

過去に読んだ類似の本と感想
『能率手帳の流儀』野口晴巳 感想はこちら
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手帳バイブルサイズ用のパンチ

ここ半年くらい手帳に凝り始めて、手帳の使い方についての本やサイトを乱読する毎日でございます。

その手の本を読んでいると自分に合った手帳ってのはなかなか出会うのが難しいんだなぁとしみじみ。

自分はコピーしたものなどを手帳に挟みたいなぁと思うことが多い(超整理手帳の影響だね)。ところが、システム手帳だと穴がないため入らない。

そこで、別個にバイブルサイズ専用のパンチを購入してきました。
これで、本のコピーなどいつでも挟めます(本当は手帳を薄くする努力をすべきなんだけど、本末転倒のような気が…)

ハンズでじっくり選んで割と気に入ったものを選んだのですが、ハンディサイズだからか、ちょっと軽くて不安なのです。くぅ。

やはり満足いくものとはなかなか出会えないの?
奥が深い・・・

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『佐々木かをりの手帳術』

佐々木かをりの手帳術
日本能率協会マネジメントセンター
佐々木かをり

読後の感想
 幸せな人生を送るために、手帳がどのように役に立つのか、という観点で書かれた本です。
手帳とは何か、という目的の部分ではなく、どのように使えばいいかという手段の部分が秀逸です。
特に決断の部分は、簡単に実行でき、なおかつ効果も大だと感じた。

印象的なくだり

幸せになるにはどうしたらいいか?
答えは、意外とカンタン。私は「幸せの方程式」というのを持っている。
非常にシンプルな方程式だ。
期待している行動=実際の自分の行動=ハッピー(P031)

行動することを自分と約束してみて、それを守るということを重ねていくことが、手帳を使ううえで、一番大切なことだからだ(P064)。

手帳に行動計画を書くということは、それを見ながら仕事をするということである。
何のために手帳に自分の行動計画を一元化して書くのかというと、それを常時見ていることでスムーズに計画どおりの行動ができるからだ(P075)。

どうしても理由があって今は決められない場合もあるだろう。
(中略)そんな場合は、「回答する日(決断する日)」を決めて、相手にその場で伝えるのがいい(P164)。

六分表というのは、一枚の紙に、六分刻みでメモリがついている紙で、(中略)結果を記入していく。
なぜ六分ごとかというと、そもそも、この方式は、米国のコンサルタントや弁護士が、毎日の業務を管理するために活用していたものだからだ。
たとえば、一時間六〇ドルのコンサルタントだとすると、彼らは一時間の一〇分の一ずつ請求してくる。
「佐々木からのメールを読むのに二分、資料を調べて返事のメールを書くのに一〇分、合計一二分使った」となると、その仕事をした一一時から一一時一二分までの六分表でいう二コマを「佐々木とのメール」などとして記録し、私に六〇ドルの一〇分の二、つまり一二ドルを請求するのだ。
(中略)もう少しいえば、「誰にも請求できないことに時間を使っていた場合は、仕事をしていたとみなさない」といった概念があるわけである(P184)。

素早く理解されるということは、当然、何度も説明しなくてよいので時間短縮になるし、シンプルメッセージであれば
正しく伝わる可能性も高い(P192)。

実践してみたこと
 本書で紹介されている一日の時間帯で区切られているリフィルは早速購入して使っています。

 ちなみに購入したのは、Bindexのリフィルno.301、1日計画表(263円)30枚入りです。

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仕事で差がつく手帳の技術

仕事で差がつく手帳の技術
ぱる出版
長崎快宏

読後の感想
 システム手帳の使い方を中心に、やるべきこと・情報の管理について書かれた本です。
 確かに著者の書いている通り、アイデアはすぐに書きとめ、属性ごとに保存し、いつでも取り出せるように整理すべきというのは、ごもっともなんですが、それに掛ける時間コストや労力を考えると、著者のやり方は自分には実行不可能だと感じました。なぜなら、余りにも細かく分類しすぎているので、その保守コストが大きすぎるからです。例えば136ページの住所録。最初は五十音順そして大きく地域別に分けるなど、手間がかかりすぎる気がします。

印象的なくだり
手帳の最初のほうに人生や仕事の夢・目標を書いたリフィールを置けば、手帳を開けば否応なく「目標」が目に入ります(P084)。

知識になるくだり
バインダーリングは業界トップのドイツ・KRAUSE社が有名で、国産メーカーや名の通った製品は、たいてい同社製品を使っているので安心です(P063)。