サブカルの沼にどっぷりつかることの原因となった雑誌「ダカーポ」が620号をもってついに休刊(事実上の廃刊)。嗚呼。
http://dacapo.magazine.co.jp/index.jsp
旅する読書家、ふくだしげたかのログ。旅の記録と、読書の記録、あとはおまけです。
サブカルの沼にどっぷりつかることの原因となった雑誌「ダカーポ」が620号をもってついに休刊(事実上の廃刊)。嗚呼。
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さっき思いついて使い捨てコンタクトレンズの数を数えてみたんだけど、左右一対のはずなのに、左だけ二個多かった。
理由は明々白々で、本来右につけるはずのコンタクトレンズを両方の目に入れたようだ。
なんてまぬけな…。
ちなみに9月26日の日記に、「コンタクトレンズがすごく痛いし、見にくい。度が変わったかなぁ」と書いてあった。この日かな(笑
昨日、Yさんと某ゼリアで会食にて。
「久しぶりですね」と言われたので、一週間ぶりくらいかな、と思ったらなんと一月以上。そのあとも、「ここんとこ毎月のようにコスプレのイベント行ってますね」とか言われて、そんなことないですよ、と思いつつ、手帳で照合してみると、確かに月一ペース。何ゆえ自分より詳しいのかはさておき、自分の認識能力の欠如に驚愕しました。
以前から薄々気づいてはいたけど、やはりワタクシは、過去の時間について認識する能力が(自分が認識しているより)かなり劣る。某文学の集いで「何回目ですか」と聞かれたときも見当違いの答えを発しているし…。
まぁ、劣るだけなら害はそれほどないけど、致命傷にならないうちにきちんと自己認識を改めないと。
というわけで、過去のことを忘れる能力は人より優れているフクダシゲタカでございます、これでヨシッ、と。
まぁこれは生来のものだろうから、訓練で改善できるのか、大いに疑問。今度から(外部デバイスに)きちんと確認することを心がけよう。ニンニン。
センセイの鞄
川上 弘美
読後の感想
居酒屋で高校の先生に十数年ぶりに再会したところから始まるセンセイとの物語。大きな出来事もなく、ゆったりとした時間の流れを楽しめる小説でした。
登場人物の心情と、景色・風景の描写の対比が見事。人物の気持ちを上手に他のものに置き換えて表現しています。言霊が透明感のある単語が多く、読んでいて心地よい。
洋風の忙しい小説とは異なり、和風の穏やかな文章といった印象。穏やかな割には一文が短くリズミカルで読みやすい。
実は最後まで読みたくはない作品。中盤あたりの流れをずっと繰り返したくなる。しかし、現実は「ずっとこのまま」なんてことはない、ということが最後の編「センセイの鞄」で強く感じた。
文才を感じたくだり
「しまった、と強く思った。うかつだった。うかつだったが、いやでもない。いやでもないが、嬉しくもない。嬉しくもないし、少し心ぼそい。」(P138)
昨日、ちょっと聞かれた話の補足。
<引用>
奈良県田原本町の医師(48)宅で3人が死亡した家族放火殺人をめぐり、少年院送致となった長男(17)らの供述調書を引用した本が出版された秘密漏えい事件で、奈良地検は14日、ジャーナリストに調書を見せたなどとして、刑法の秘密漏示容疑で、長男の精神鑑定をした音羽病院(京都市)医師崎浜盛三容疑者(49)=同市左京区下鴨西本町=を逮捕した。調べに対し「間違いありません」と容疑を認めているという。
地検は、本の著者でジャーナリストの草薙厚子さんからもこれまで任意で事情聴取をしており、刑事責任の有無について慎重に捜査を進める。
この事件では、草薙さん宅や事務所が関連先として、9月14日に家宅捜索を受けた。取材対象者が秘密漏示容疑で逮捕されたのは異例。取材、報道の自由への影響や少年法、プライバシー保護の観点から論議を呼びそうだ。
引用>
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071014-00000011-jij-soci
聞かれた疑問。
秘密を漏らした医師が捕まるのは分かるけど、聞いたジャーナリストはどうよ?
秘密漏示罪(刑法第134条)は、秘密を漏らすほうと秘密を聞くほうが必要な犯罪なんだけど、刑法が秘密を漏らしたほうだけ構成要件として規定していることから考えると、秘密を聞いたほうを罰しない趣旨なんだろうと(同様に、わいせつ物頒布・販売罪も、売ったほうは罰せられるけど、買ったほうは罰せられない)。
じゃあ、この草薙厚子っていうジャーナリストは罰せられないか、というとちょっと疑問。まぁ、考えられるのは、医師に執拗に秘密を漏らすように働きかけたとかで、教唆犯とかでは十分考えられるんじゃない?と思う。昨日話した共犯の件は厳しいと思う(別に二人で同一構成要件を充足する行為をしたわけではないので)。秘密を漏らしてはいけないという法益を侵害する行為態様が異なるだけで、難しい問題が生じるんだなぁ、と遠い目。
ただ、秘密漏示罪は抽象的危険犯で、相手に到達すれば「秘密を知ったのか知らないのか」は問題とならないわけで、その意味で言うと、やっぱり漏示したほうを厳罰に処す趣旨なんだと思う。
それにしてもこのジャーナリスト、名前のインパクトもさることながら、結構偏った人だなぁ。理由はどうあれ、この人のやったことは表現の自由を享受するに値する行為とは言えないと思う。
秘密ってのは、知られていないからこそ価値のあるものであって、一度世の中に出てしまったら、取り返しの付かないものである。
ちなみに、秘密漏示罪は親告罪で、今回も長男と父親から告訴されてた。ってことは、やっぱり保護法益は個人的法益なのね(ま、条文の場所からも当たり前か)。
参考にしなくてよいリンク
草薙素子
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8D%89%E8%96%99%E7%B4%A0%E5%AD%90
草薙厚子
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8D%89%E8%96%99%E5%8E%9A%E5%AD%90