台湾旅行記五日目前半(2008年06月09日)

台湾旅行記五日目前半(2008年06月09日)

注意
ここでの記述は私個人が体験したこと・見たことを個人的につづったものです。
その光景は、偶々の出来事なのか、毎日の日常なのか、一観光客には判断がつきかねます。
もしもこれを元にして台湾旅行を計画するのであれば、必ず裏を取ることをオススメします。
また、文字に関しては出来るだけ繁体字を使うように心がけていますが、やむを得ず簡体字で書いている部分も多いです。

台湾旅行記
台湾旅行記一日目(2008年06月05日)
台湾旅行記二日目前半(2008年06月06日)
台湾旅行記二日目後半(2008年06月06日)
台湾旅行記三日目(2008年06月07日)
台湾旅行記四日目前半(2008年06月08日)
台湾旅行記四日目後半(2008年06月08日)

0600起床。
台湾時間と日本時間を勘違いして起きてしまい、本来起きる予定の時間より一時間早く起きてしまいました。
まぁ、遅く起きるよりよっぽどまし(笑

この日は、いよいよ台湾一周の第一歩。
台北市を脱出してまず西回りで台南市へ。そして台湾旅行の目的の一つである烏山頭水庫(ダム)へ向かいます。

Yさんと一緒にゲストハウスを出て、台湾の新幹線こと台湾高鐵鉄道(以下、高鐵)の駅のある台北駅へ。
駅でYさんと別れ、高鐵のチケット購入。カード型のちょっとオシャレ。オレンジが基調なのね。

20080609台湾旅行.JPG

ホームは乗車可能の時間の前にならないと開かないようで、それまでは改札とホームの間にある待合室で待機。

20080609台湾旅行 (1).JPG

この待合室で偶然お隣になったのが、日本出身台北在住のSさん夫妻。
独りで台湾の電車に乗りに来てるのか、変なヤツだな、とか、高鐵のお話とか。
意気投合して連絡先を交換し、「台北市に戻るなら連絡しなさい。めし喰いにいこう」とおっしゃっていただく。
ご縁に感謝(しかもずうずうしくも三日後に、Sさんのご自宅にお邪魔しました(笑))。

ようやくホームに入れるようになり、乗車。
車両ごとに案内係(車掌)のおねえさん(皆さんお綺麗)が立っており、至れり尽くせりの対応。
誤解を恐れずに書くなら、台鐵は田舎モノの足、MRTは都会人の足、そして高鐵は金持ちの足です。間違いなく。
実際に自分の乗った二号車を見渡すと、乗車率は四割くらい。
そのほとんどはスーツ着たビジネスマンか外国人(観光?)。
これって採算とか考えると厳しいよなぁと余計なことを考えてしまいました。

高鐵の車両は、日本の新幹線の700系とほぼ同じ。
違いは前の電光掲示板の文字が繁体字なのと、車両途中に非常口があること、そしてシート前のテーブルの裏に書いてある車両見取り図が三列になってることくらい。

20080609台湾旅行 (16).JPG

20080609台湾旅行 (8).JPG

あとは、発射するときのメロディーが異なるくらいで、乗り心地もほとんど同じでした。

0830台北駅出発。
しばらくは地下を走り地上に出ると、その速さにやはり驚きます。
台湾で乗った鉄道の中では、やはりダントツに早い。
若干景色が異なるくらいで、車窓見ていると、窓のカタチや、座席も相まって、まるで東海道新幹線に乗っているかのような錯覚に
陥りました。快適快適。

20080609台湾旅行 (19).JPG

続く

朝食
高鐵で買ったケーキ

20080609台湾旅行 (11).JPG

台湾旅行記二日目後半(2008年6月6日)

台湾旅行記二日目後半(2008年6月6日)

注意
ここでの記述は私個人が体験したこと・見たことを個人的につづったものです。
その光景は、偶々の出来事なのか、毎日の日常なのか、一観光客には判断がつきかねます。
もしもこれを元にして台湾旅行を計画するのであれば、必ず裏を取ることをオススメします。
また、文字に関しては出来るだけ繁体字を使うように心がけていますが、やむを得ず簡体字で書いている部分も多いです。

続き
昆陽周辺で食事をした後、周りをブラブラ。
学校とか普通の住宅とか。
なんとなくバスに乗ろうかと思ったけど、今日は夕方予定があったので自重して、鉄道に決定。
昆陽駅からMRT板南線に乗り、若者の街と言われる西門へ移動。

20080606台湾旅行 (44).JPG

出口から出ると確かに高校生風の若者がめちゃめちゃ多い。
雰囲気としては原宿?+渋谷みたいな感じ。
どこいこうかなぁとボーっと立ってたら、怪しげな男の子が話しかけてきた。
最初、言葉が分からないと気づかなかったらしく、一生懸命話してきたけど、分からないと理解してからは英語。
いわく「このカンバッジとポストカードは私がデザインしたもの。買って(意訳)」。
訊くと200TWD。高すぎじゃない?
毅然とした態度でお断り。暇なんでどっかおもしろいところない?と訊いたら。、あっちと指差されたのでテクテク。
指されたところは、映画館が集中しているところらしく、日本のアニメも沢山ありました。
屋台で西瓜汁を買う。でっか~い。500mlペットボトルよりも重い気がする。
その屋台にいた高校生くらいの女の子の集団(十人くらい)が、日本人だと気づいたらしく話しかけられた。
慣れてないからか、ちょっと怖いな…。
結局お互いの言語能力の限界のため、ほとんど会話らしい会話も出来ず。言葉分からないと悔しいね。
まぁそれなりに楽しかったのですが。
animate発見。実地調査と称して見学。副店長さんが日本語が少し出来たので軽くお話。

20080606台湾旅行 (48).JPG

角川書店の力がすごく強いんだなぁと感じました。
Yさんにお土産購入(これは失敗。冷静に考えればまたこれるんだから、最終日に買えばよかった)。

cosmode発見。TさんやKさんのコスプレはワールドワイドに発信されていることを知る。
日本の雑誌(芸能・ファッションなど)は有名どころは一通り、翻訳版、原書(?)で置かれています。
時差もほとんど感じさせないくらいでした。お値段は当然ちょっとお高め。

その後台北駅まで移動して、今度は台湾鐵路管理局(略称は台鐵)で桃園懸の中*市(読み方はジョンリー)(*は土篇に歴の近い文字)へ。
まずは乗る予定の車種は準急扱い(復興號)、時間、出発地と到着地、それから一枚と書いて、値段をメモして、下調べ。
そして窓口で、中国語で伝えた。

その結果、ちょっと分からないような顔をして、メモを見て納得したみたいで発券。
まだまだ言葉は通じないか…うぅ、悔しい。

20080606台湾旅行 (53).JPG

ちなみに、どういうわけか区間車の切符を渡される。
駅員さんの行為を後で善意解釈してみると、復興號は席が売り切れていたので結局立ち席になる→じゃあ、区間車のほうが安いからいいだろう、とのことだと思われるけど、不明。
台鐵のプラットホームに到着。ホームは相対式ホーム。乗り場は「月台」と書く。ちょっと新鮮。
軌間(ゲージ)はJR在来線と同様1067mmの狭軌。見慣れた線路と同じで安心です。
待ち時間があったので、台北101で買った絵葉書を書いてました。いつ届くかなぁ。

車両到着。当然先頭にかぶりつき。う、ロングシートの通勤車両だ…。
ワンハンドルコントローラー、たぶん90kmくらい。運転手さんは飲み物飲んだりと割とのんびり。
それにしても、MRTと違い、車内は雑多でゴミゴミしてる。ちょっと離れただけでこんなに雰囲気違うのか。
台北駅を出てから、萬華まではずっと、地下を走る。
先頭車両で外を見てたら、隣のおじさんが話しかけてきた「ボウズ、電車が好きなのかい?(意訳)」。
台湾の鉄道好きな方でしょうか。日本語・英語・中国語ちゃんぽんで少しお話。
しあさって、台湾高速鉄道乗るんですぅ、というと、そいつはいいなぁ、と。
楽しくお話できました。

目的地到着、待ち合わせまで少し時間が合ったので、駅付近を散策。
バイクの違法駐車を取り締まる警察官を見る。
駐車発見→持ち主がいないか確認→サイレン鳴らす(20秒くらい)→ナンバー撮影→切符を切ってバイクに貼り付け。発見から摘発まで二分くらい。
駅前で混雑している時間帯であることも関係しているのかもしれませんが、すっごい早くてびっくり。
あと、タクシーの運ちゃんの客引きもすごかった。

20080606台湾旅行 (57).JPG

今回の旅の目的の一つであるゲーセン発見(台北市内で見つからなかったのは規制があるらしい(未確認情報))。
おぉ、KOF’98が現役だ。なつかしい。メダルゲームや競馬のゲームなど日本語のまま稼動。分かるの?
ayakaと待ち合わせして、書店へ。日本語の教科書を見せてもらう。検定試験の問題集など。
「出来る?」といわれて、一番難しい問題を出してもらい即答(十問連続正解)。そりゃまぁ母国語ですから。
副詞とか接尾語などもあったり。

その後、Kevinに教えてもらった牛肉麺のお店「永川」へ。
取材などもくる有名なお店らしい。
味について。えっとですね、リサーチ不足でした。激辛!!!!!辛いの苦手なのに(泣)

20080606台湾旅行 (61).JPG

あと夜市、行き、カフェバーへ。店員さんやお客さんと仲良くなったりして、イイキブン。飲みすぎた。
終電で台北に帰宅。車内で日本人と偶然お会いする。Nさん。
民権西路からタクシーでYHへ。遅かったため、カギが掛かっていました。申し訳なかったのですが、ベルを鳴らして開けてもらいました。
寝てるところ起こしてごめんさない。

結構、飲みすぎたようでフラフラ、さっさと寝る。

夕食
牛肉麺
マンゴーミルク

女子と鉄道

光文社
酒井順子

読後の感想
 鉄道に乗っていると、ボックスシートに一人でぽつんと座っている女性がたまにいます。その女性はこんなことを思ったりしているのかなぁと考えながら読みました。
 なぜ鉄道に惹かれるのか、そしてその魅力は何か、などについて面白おかしく書かれています。また、鉄道の中身もほどよくマニアック。この手の趣味の本としては大満足でした。
 「女子はなぜ寝てしまうのか?」は、男性ながら共感できる部分の多い、秀逸の章でした。

印象的なくだり
(前略)私が鉄道に惹かれる理由は、駅と線路という、鉄道独自の設備にあるものと思われます。
つまり鉄道とは、始発駅と終着駅を結ぶ線路の上だけを走る、というところが、私の性に合うのだと思う。
鉄道は私に「移動」という冒険をさせてくれます。しかしそれは全く先の見えない冒険ではない。
行きつく先は絶対に駅で、走るのは絶対に線路の上。知らない駅から鉄道に乗る度に覚える、「冒険をしているのだ」という不安感と、駅と線路が必ず与えてくれる安心感。
両者を同時に得ることができるが故に、鉄道は魅力的なのです(P008)。

(前略)鉄道は、私が何をしようと、いつでもどこかに「連れていって」くれます。
初めて乗る線の始発駅に立って、まだ行ったことのない行き先表示を掲げた列車を目の前にすると、私はいつも、「この列車は、私を本当にここまで連れていってくれるのだなぁ。何だか夢みたいだなぁ」と信じられない気分になりますが、列車は本当に、乗りさえすれば誰であっても平等にどこかに連れていってくれる。
終着駅で降りてもまだ私は「夢みたいだなぁ」と思うのです(P037)。

ま、たいていの鉄道好き男性って、「自分はマニアではない」と必至に否定するものですよね、ええ(P057)。

知識になるくだり
ヨーロッパの駅に共通した特徴ですが、天井が高くて駅舎自体が実に荘厳。頭端式(二本以上のホームの一端がひとつに繋がっている
プラットホーム。上からみると「ヨ」の字に見える。別名櫛形ホーム)のホームがずらりと並ぶ様に、駅の威厳というものを
実感することができる(P065)。

山手線には「外回り」と「内回り」があるわけですが、これは文字通り、環状の山手線の外側を走るか内側を走るかの違い。
外回りが時計回りに走り、内回りはその逆です。
外回りのレールは、内回りよりも二八メートルほど長く、車輪の磨耗に偏りが出ないように、車両は外回りと内回りを、一週間で
同じ回数だけ走るようにするらしい(P178)。

過去に読んだ類似の本と感想
『読んで楽しむ鉄道の本―見たい、乗りたい、遊びたい』所沢秀樹 感想はこちら
『鉄道ジャーナル 2008年05月号』 感想はこちら
『テツはこう乗る 鉄ちゃん気分の鉄道旅』 野田隆感想はこちら

『読んで楽しむ鉄道の本―見たい、乗りたい、遊びたい』

『読んで楽しむ鉄道の本―見たい、乗りたい、遊びたい』
所沢秀樹

読後の感想
 変わった鉄道、変わった駅などが収められていて、心温まる本です(笑
 写真も割と多いので、見ているだけで少しだけ行った気分になれます。例によって読むと、旅に出たくなります。

ぜひ乗ってみたい電車に追加
オホーツク流氷ノロッコ号 JR北海道網走本線
『オホーツク流氷ノロッコ号』は、真冬に運転されるトロッコ列車です。
そしてその運転目的も、酷寒を体験しながら、ゆっくりとオホーツク海の流氷を眺めてもらおうという、粋なものです。
『オホーツク流氷ノロッコ号』には、当然ながらオープン構造のトロッコ車両以外に通常の客車も連結されています(P028)。

↑完全防寒をして是非乗ってみた~い

過去に読んだ類似の本と感想
鉄道ジャーナル 2008年05月号 感想はこちら
テツはこう乗る 鉄ちゃん気分の鉄道旅 感想はこちら

電車を運転しにいかない?

2006年4月20日限りで廃線になった「北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線」が4月26日~10月26日までの、
毎月第2・4土日曜日
GW期間中(4月26日~5月6日)
盆休み(8月13日~15日)の毎日
夏休み期間中(7月15日~8月31日)の土・日・祝日
に限り営業されるそうです。

そ、そしてメインがコレ、運転体験。
http://www.shibare.or.jp/tetsudo/tetsudotop.htm

運転体験(Sコース)
上記営業日に実施(中学生以上対象)。りくべつ鉄道スタッフが指導します。
運転台機器を操作して、旧陸別駅構内往復走行する運転体験です
○料金:1人2,000円(消費税込)
○体験時間
 午前  9:30~ 10:00~ 10:30~ 11:00~ 11:30~ 計5回
 午後 13:00~ 13:30~ 14:00~ 14:30~ 15:00~ 15:30~ 16:00~ 計7回

●運転体験(Lコース)
4月26日から10月26日の期間の営業日以外の「完全予約制」(18歳以上対象)
体験日の1週間前までに予約
りくべつ鉄道スタッフの指示のもと、車輌点検・エンジン始動・立ち上げ作業から運転までが
体験可能(所要80分程度)。なおLコースのみ、時間内ならば構内を何往復でも走行可能。
○料金:1人20,000円
○日程は、こちらをクリックして下さい。
○体験時間
 午前  9:30~ 11:00~ 計2回
 午後 13:30~ 14:30~ 計2回
○駅構内の運転体験申込
  Eメールのみでの申込→当日実技講習及び運転体験
○Lコース注意事項
 ・運転体験申込は先着順
○Lコース予約の取消について
 ・必ず電話で申出(Eメール、FAXでは受付されない)
 ・体験日から7日前より取消の場合、取消料金1,000円がかかります
 ・体験日から8日前までに連絡の場合、取消料金はかかりません
 ・体験日、体験時間を変更する場合は取消料金はかかりません

気動車が運転できてしまうのですよ、運転士。
場所は旧陸別駅にて。
先着順のようなので、お早めに。

参考として陸別までの交通手段
http://www.shibare.or.jp/kotu.html