『夢に日付を! ~夢実現の手帳術~』

夢に日付を! ~夢実現の手帳術~
あさ出版
渡邉美樹

読後の感想
手帳の使い方というよりも、その前提となる自分、人生の目的について特化して書かれた本です。
徹底した自己管理について書かれており、自己啓発されること必至です。
ただ、手帳の使い方、手段部分についてはごくごく平凡であり、具体的に知りたいなら本書は余り参考になる部分が少ないかもしれません。
むしろ、この本の素晴らしいところを一点挙げるとすると、徹底したブレイクダウン方式が取られていることです。
一点の迷いもないところが、却って新鮮で、影響されれば効果大でしょう。

印象的なくだり
ここで大切なことは、自分がワクワクするような物やサービスに囲まれて生活するためには、いったいどれくらいのお金が必要なのかを、しっかりと考えてみることです(P085)。

部下から尊敬される上司、社員から目標とされるような経営者となるために必要な教養を得ようと思ったら、五年や一〇年の勉強で足りるわけがありません。
これも「一生勉強」という視点に立てば、永遠の目標だとも言えます(P121)。

眠る時間も意識しよう
それを目標化するために、「毎晩一二時から六時までの六時間の睡眠を取る」と決めるのもよいでしょう。
実はこう決めておかないと、多くの人は睡眠を取りすぎてしまいます。
とくに理由もないのに九時間、一〇時間と眠ってしまうのはもったいない。
なぜなら、それは「意識されない時間」だからです(P153)。

このように日記で一日を振り返ることの効用はなんでしょうか。
それは反省です。人間は反省することでしか成長しないからです。
計画の軌道修正と自己反省。
これが日記を付けることの最大の意義でありメリットです(P201)。
日記をつけ終わったら、私は三分間で翌日の予定をシュミレーションしています(P202)。

過去に読んだ類似の本と感想
『能率手帳の流儀』野口晴巳 感想はこちら
『システム手帳新入門!』舘神龍彦 感想はこちら
『一冊の手帳で夢は必ずかなう』熊谷正寿 感想はこちら
『仕事で差がつく手帳の技術』長崎快宏 感想はこちら
『佐々木かをりの手帳術』佐々木かをり 感想はこちら

『母に襁褓をあてるとき―介護 闘いの日々』

『母に襁褓をあてるとき―介護 闘いの日々』
中央公論社
舛添要一

読後の感想
読んでいて胸が痛くなり、一度は読み進めるのが苦痛で読むのを中断しました。
それは無意識のうちに我が家に置き換えて読んでいたからです。
この家庭は、確かに不幸が重なったと言えますが、決して我が家に起こり得ないということではありません。
介護という問題が家族にとってどれほどのことかを考えさせられずにはいられません。
人は必ず老います。そのときに、どう対応するか、そのきっかけになると思います。
是非読んで欲しい一冊です。

印象的なくだり
(前略)介護は社会全体の責任だという考え方を全国民が共有する必要があるのです(P013)。

私は自分の不注意と不勉強から、母を救う機会を失しています。
早めに、私が気づいて医者に頼んで適切な処置をしていれば、痴呆の進行を大幅に遅らせることができたでしょう。
とくに悔いが残るのは、後で記すような事情があったとはいえ、在宅介護を諦め安易に老人保健(老健)施設に母を入れてしまったことです(P019)。

老健施設はお年寄りの家庭復帰が目的の施設なのですが、現実には、八~九割は特養ホームの代用品になっていると言ってもよいと思います。
つまり、最終的には特養ホームに行く、しかし、空きベッドがないので老健施設で待機しておく、という使われ方が圧倒的に多く、リハビリをまじめにやって、家庭に戻れるように体力を回復させることなど行っていない老健施設が多いのです(P039)。

この世に生を授け、育ててくれた親のことを考えれば、少しでも長生きさせてあげたいと思うのは子どもとしても当然なのですが、介護という課題は、そんな当然の人情すら吹き飛ばしてしまうほど過酷で、親子の絆すら断ち切ってしまう類のものなのです(P040)。

日本では、医療は専門知識と権威を持ったお医者さんや看護婦さんが、無知な患者に一方的に与えるという認識がまだ広く共有されています。
だから、患者にわからないようにカルテを横文字で書くといったことが平気で行われています。
しかし、この考え方はもう改めなければなりません。
カルテは患者のものですし、もはや情報を独占することによって権威を高めるような時代ではないのです。
医者が出す薬の内容もわからないまま、患者の負担ばかり重くなるのでは、たまったものではありません。
医療改革の前提、情報の開示です。
しかし、私たち患者の側にも責任はあります。
国民が、医者や医療施設の出す情報に無関心であるかぎり、情報開示は実現しません。
正しい情報を求めようとすれば、手間暇がかかりますが、私たちがそれを厭っていたのでは、患者の権利は守れません。
国民もまた努力が必要です
(P105)。

おむつについて、あと二点述べておきたいと思います。
まずは、何歳になっても、男は男、女は女であることを忘れてはいけないと思います。
とくに女性の場合、自分の裸を男の目にさらすことほど恥ずかしい思いをすることはあまりないのではないでしょうか。
(中略)どうしても人手が足りず、一度だけ私が母のおむつの面倒をみたことがありますが、やはり母は露骨に嫌な顔をしました。
それ以来、おむつの取り替えには、男の私は関わらないことにしています(P109)。

少しずつ長く伸びていく秋の日差しが、母の和室をやさしく包むとき、横たわった母の満足げな言葉が聞こえてきます。
「ああ、極楽、極楽」(P237)。

『読んで楽しむ鉄道の本―見たい、乗りたい、遊びたい』

『読んで楽しむ鉄道の本―見たい、乗りたい、遊びたい』
所沢秀樹

読後の感想
 変わった鉄道、変わった駅などが収められていて、心温まる本です(笑
 写真も割と多いので、見ているだけで少しだけ行った気分になれます。例によって読むと、旅に出たくなります。

ぜひ乗ってみたい電車に追加
オホーツク流氷ノロッコ号 JR北海道網走本線
『オホーツク流氷ノロッコ号』は、真冬に運転されるトロッコ列車です。
そしてその運転目的も、酷寒を体験しながら、ゆっくりとオホーツク海の流氷を眺めてもらおうという、粋なものです。
『オホーツク流氷ノロッコ号』には、当然ながらオープン構造のトロッコ車両以外に通常の客車も連結されています(P028)。

↑完全防寒をして是非乗ってみた~い

過去に読んだ類似の本と感想
鉄道ジャーナル 2008年05月号 感想はこちら
テツはこう乗る 鉄ちゃん気分の鉄道旅 感想はこちら

『搾取される若者たち―バイク便ライダーは見た!』

『搾取される若者たち―バイク便ライダーは見た! 』
集英社
阿部真大

読後の感想
 ワーカホリックとニートの二極化する団塊ジュニアの世代について書かれた本です。
 著者が実際に体験した事実を基に書かれているので、内容にグイグイと引き込まれました。一気に読み進められる本ですが、内容はそれほど深くはありません。
 サクッと読める本なので、タイトルに惹かれたら是非手にとってみて欲しい一冊です。

印象的なくだり
『13歳のハローワーク』に代表されるような無責任な自己実現を促す職業教育が、当面は問題であろう。
同書にはなんと「乗り物が好き」の欄に「バイク便ライダー」が紹介されているのである。
これを読んだ一三歳の子がバイク便ライダーを目指すようになったとき、著者はどのように責任をとるのだろうか(P131)。

『佐々木かをりの手帳術』

佐々木かをりの手帳術
日本能率協会マネジメントセンター
佐々木かをり

読後の感想
 幸せな人生を送るために、手帳がどのように役に立つのか、という観点で書かれた本です。
手帳とは何か、という目的の部分ではなく、どのように使えばいいかという手段の部分が秀逸です。
特に決断の部分は、簡単に実行でき、なおかつ効果も大だと感じた。

印象的なくだり

幸せになるにはどうしたらいいか?
答えは、意外とカンタン。私は「幸せの方程式」というのを持っている。
非常にシンプルな方程式だ。
期待している行動=実際の自分の行動=ハッピー(P031)

行動することを自分と約束してみて、それを守るということを重ねていくことが、手帳を使ううえで、一番大切なことだからだ(P064)。

手帳に行動計画を書くということは、それを見ながら仕事をするということである。
何のために手帳に自分の行動計画を一元化して書くのかというと、それを常時見ていることでスムーズに計画どおりの行動ができるからだ(P075)。

どうしても理由があって今は決められない場合もあるだろう。
(中略)そんな場合は、「回答する日(決断する日)」を決めて、相手にその場で伝えるのがいい(P164)。

六分表というのは、一枚の紙に、六分刻みでメモリがついている紙で、(中略)結果を記入していく。
なぜ六分ごとかというと、そもそも、この方式は、米国のコンサルタントや弁護士が、毎日の業務を管理するために活用していたものだからだ。
たとえば、一時間六〇ドルのコンサルタントだとすると、彼らは一時間の一〇分の一ずつ請求してくる。
「佐々木からのメールを読むのに二分、資料を調べて返事のメールを書くのに一〇分、合計一二分使った」となると、その仕事をした一一時から一一時一二分までの六分表でいう二コマを「佐々木とのメール」などとして記録し、私に六〇ドルの一〇分の二、つまり一二ドルを請求するのだ。
(中略)もう少しいえば、「誰にも請求できないことに時間を使っていた場合は、仕事をしていたとみなさない」といった概念があるわけである(P184)。

素早く理解されるということは、当然、何度も説明しなくてよいので時間短縮になるし、シンプルメッセージであれば
正しく伝わる可能性も高い(P192)。

実践してみたこと
 本書で紹介されている一日の時間帯で区切られているリフィルは早速購入して使っています。

 ちなみに購入したのは、Bindexのリフィルno.301、1日計画表(263円)30枚入りです。

過去に読んだ類似の本と感想
『能率手帳の流儀』野口晴巳 感想はこちら
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